対談

2023.05.17

憧れの住まいと理想の暮らし。家づくりの夢が膨らむ「LIFE DESIGN PARK」の魅力に迫る。

オープンハウス・アーキテクトが提案する注文住宅のコンセプトショップとして、三軒茶屋(東京)、みなとみらい(横浜)、久屋大通(名古屋)、梅田(大阪)の4拠点で展開する「LIFE DESIGN PARK」。店内には夢の暮らしをイメージできるキッチンや在宅ワークスペース、色彩や質感の異なる部材のサンプルなどが遊び心たっぷりに展示され、家づくりの楽しみがギュッと凝縮されたような空間です。

今回は「LIFE DESIGN PARK 三軒茶屋」を訪問し、お客様の住まいづくりをサポートする注文設計の小野主任、インテリアコーディネーターの荒木主任、寺尾さんに取材。空間の特徴やオープンハウス・アーキテクトで働く魅力などをインタビューしました。

Cast

出演者紹介

  • 注文住宅設計G 注文設計 主任

    小野 柊夢

    2018年キャリア採用入社。ブライダル業界や一流ホテルの配膳スタッフなどを経て、「戸建住宅が欲しい」という両親の言葉をきっかけに、不動産や住宅について学びたいとオープンハウス・アーキテクトに入社。未経験スタートながら3年で主任に昇格。

  • 注文住宅設計G インテリアコーディネーター 主任

    荒木 裕里子

    2020年キャリア採用入社。アミューズメント業界から転職。仕事はキッチリこなしつつ、残業は最小限に抑えてプライベートの時間も楽しむスケジュール管理の達人。

  • 注文住宅設計G インテリアコーディネーター

    寺尾 わか菜

    2020年新卒採用入社。モノづくりが好きでオープンハウス・アーキテクトに入社。決め手は会社の成長スピードと社員の活気。現場監督を1年半経験した後、上司の勧めでインテリアコーディネーターにジョブチェンジ。

お客様の思いをカタチにする、注文住宅の“夢先案内人”

──初めに皆さんのお仕事内容からお聞かせください。

小野:私の所属する注文設計Gは、30人ほどが所属しています。お客様はグループ企業のオープンハウス・ディベロップメントで土地を購入された方が中心です。まずご要望をお聞きして、それに合った間取りプランをご提案します。

打ち合わせでは、お客様の現在の生活や改善したい点、どんな家でどんなふうに暮らしたいかなどの将来の夢をお聞きしています。打ち合わせを重ねてプランを煮詰め、安心してご契約していただくという流れになります。契約後も、担当者として完成後のお引き渡しまで、お客様をサポートしますので、注文設計と言いながらも、設計と営業、2つの要素を兼ね備えていることが特徴です。

荒木:私はインテリアコーディネーターとして、床や壁の色決めをはじめ、建具や設備といった内装全般をコーディネートしています。現在はマネージャーという立場で課員の数値管理なども行っています。

寺尾:私もインテリアコディネーターで、仕事内容は荒木主任とほぼ一緒になります。お客様1組あたりの打ち合わせは3回で、月に4組くらいのお客様を担当しています。

リアルな空間と多種多彩な部材。楽しみながら新居のイメージを体感できる場

──「LIFE DESIGN PARK」は「家づくりと、“人生” づくりの遊び場。」がコンセプトですが、 家を建てたい人が見たらワクワクするような楽しい場所ですよね。どんな特徴がありますか?

小野:ご覧いただいてわかる通り、一般的な住宅展示場に比べて打ち合わせブースが多めに作られています。ひと目見てお客様がどれくらいいらっしゃるか、外からも内部の様子が見えるよう、ガラス張りの造りになっているので、賑わいや活気が伝わるのかなと思います。

荒木:キッチンやバスルームなどいろいろな空間が展示されていて、家づくりやコーディネートの参考になりますし、実際の暮らしや住まいのイメージを体感していただけるような仕掛けがたくさんあります。

寺尾:部屋ごとに異なるデザインやコンセプトが提案されているので、お客様がご覧になって、「どんな雰囲気がいいだろう」、「こんな家も作れるのかな」と、夢や想像を膨らませていただける場所ですね。例えば床を見ていただくと、様々な床材が張られていて素材や色、質感の違いがわかるようになっています。

──実際の接客シーンでは、この空間をどんなふうに活用されていますか?

小野:お客様には、まずどんなものを置いているのか、ショールーム内を一通りご覧いただきます。その中で、床材の種類を見ていただいたり、実際の寸法もスケールを当てて確認していただきながら、例えば「この空間は何畳で、ご提案している間取りと同じ広さですよ」「このくらいのサイズのダイニングテーブルを置くのであれば、この空間の広さは欲しいですね」といった形でご説明しています。壁紙のサンプルなどもたくさん並んでいるので、お客様のご要望やお好みをできるだけ引き出して、あとはコーディネーターにバトンタッチをします。

荒木:私はキッチンやユニットバスの空間を使ってご説明することが多いですね。キッチンの高さや食洗機のサイズについて、また「レンジフードはこうやって分解できますよ」というように、パッと見ただけではわからない使い方や機能もご紹介しています。

小野:三軒茶屋は「街中の自由な遊び場」というコンセプトなので、遊び心のある空間や展示が多いと思います。夜もイルミネーションが点灯してキレイですよ。ウッドデッキではお子様が楽しそうに遊んでいたり、その様子をご覧になってウッドデッキを付けたいと言ってくださるお客様がいたり、実際にこの空間を活用して、お客様との会話やプランの幅も広がっている気がします。

──「LIFE DESIGN PARK」ではオンライン打ち合わせにも対応していますね。実際にオンラインを希望されるお客様は多いのですか。

小野:1〜2割くらいでしょうか。遠方にお住まいでここまで通えない等と言ったお客様には、画面を共有しながらオンラインで対応させていただきます。

──お客様の世代や家族構成は?

小野:30代のご夫婦が一番多いですね。お子様はまだ小さくて、一番上の子が小学生ぐらいの3~4人の家族です。店内にはお子様が自由に遊べるようなキッズスペースもあります。

荒木:だから、お子様連れでご来店いただくと、賑やかで明るくなるし、ほっこりします(笑)。

──実際にこちらでプランを決めて契約される方の割合はどのくらいですか。

小野:およそ8割ぐらいですね!

──すごいですね。その理由はどんなところにあるのでしょうか。

小野:間取りを気に入っていただけることも理由の一つですが、基本的に土地から購入されているお客様なので、建物にかけられる予算にはやはり上限があります。オープンハウス・アーキテクトではかなりコストパフォーマンスが高く、かつそれでいてデザイン性の高い住宅をご提供できるので、それは大きなポイントなのかなと思います。

荒木:価格を気にされるお客様は多いですね。ご契約いただいた時点で、オプションとしてこのぐらいまで出せるという予算を決められていて、その金額を大幅に超えることはほとんどないです。やはり価格が決め手になっていると思います。

──上物でいくらぐらいを想定されるお客様が多いのですか。

小野:トータルで2,000万円前後でしょうか。お客様のご要望をすべて盛り込んでも、競合するハウスメーカーさんより安くご提供できます。その点も決め手になっているのかなと思いますね。

人気のテイストは? こだわりポイントは? 注文住宅の最新トレンド

──最近の注文住宅のトレンドについて、実際の接客を通して感じたことを教えてください。

荒木:お客様にもよりますが、テイストで言えばナチュラルモダンがトレンドでしょうか。外観や内装の色はグレージュ系、壁は石目調や塗り壁調のクロスなどが好まれる方が多い印象があります。

寺尾:確かに、キッチンは黒で締めて、家具は木目、壁紙は白ベースでちょっとグレーやベージュを入れるような方が多いですね。

荒木:お子様がいらっしゃる方はちょっと明るめの色や木目ベースのナチュラルな空間を選ぶことも多いと思います。シンプルで飽きが来ない、どんなインテリアや家具も合うといったところが理由でしょうか。

小野:子どもの成長過程では、木の温もりに触れて暮らすと良いと言われていたりもするので、明るい木目や木を多用したナチュラルテイストを選ばれる方もいらっしゃいますよね。

──なるほど。中にはこだわりの強いお客様もいらっしゃると思いますが、何か印象に残るお客様とのエピソードはありますか。

小野:こだわりの強い方はそれなりにいらっしゃいます。というか、ほとんどのお客様は何かしらどこかしらにこだわりをお持ちになっていますね。

荒木:パッと思いつくのは、奥様がフランス人のお客様ですね。シンプルにまとめられる方が多いのですが、そのお客様は海外の家のように色をたくさん使われて、壁はピンクや青を一面に使うといった日本人ではなかなか選ばないような配色でした。アニメ好きでコスプレが趣味というお客様で、写真を撮った時に映える壁紙の色を選ばれたのです。いろんな色を使ってきれいにまとめるのは難しかったですが、実際に建ってみると、すごく色映えもしていて、私もすごく勉強させていただきました。

小野:海外の方は価値観やセンスが違いますから、間取りでも、そういうこだわりや違いは出てきますね。例えば、靴を脱ぐ習慣がないので土間や上り框は理解されなくて、床をフラットにして欲しいと言われることもありました。

──時にはお客様と意見が合わない、プロとしてちょっとオススメできない、というようなこともあると思いますが、どう対処されるのですか。

寺尾:そうですね。こうした方がいいと思いますと、一応お伝えはさせていただきますが、やはりお客様がどうしてもそうしたければ、最終的にはお客様のご希望を優先します。

小野:あまりに突拍子もないことは、強くお伝えして思いとどまっていただく場合もあります。よくよくお伺いすると、お客様もよくわからないまま悩まれていたり、単なる思い付きだったというようなケースもあるので、しっかりと聞き取りをして、本当に必要なのか、お客様に合っているのか、私たちが判断することも必要だと思いますね。

トップとの距離の近さやモノが言える風通しの良さ、平等に評価される環境

──仕事のやりがいや面白さ、逆に難しさを感じるのはどんな時でしょうか。

小野:お客様の理想をすべて叶えて差し上げたいとは思いますが、土地の広さや予算には限りがあります。ではどこを優先するのか、お客様と相談しながら、あれでもない、これでもないと最適解を探す毎日です。やりがいでもあり、難しさでもありますね。
「何でできないんだ」と言われることも多く、その理由を説明したり、コストダウンできる代替品を探したり。その辺りはコーディネーターが一番大変だと思いますが、何とか折り合いをつけられるように、いつも一生懸命調べてくれるので助かっています。

寺尾:こだわりが強いお客様だと、2時間の打ち合わせが3時間に伸びてしまったりするのですが、「長い間お付き合いいただき、ありがとうございました」とか、完成後に「やっぱりこの床の色にして良かったです」とか言っていただけると、それまでの大変さや苦労が報われた気がして嬉しいですね。そんな時に一番やりがいを感じます。

荒木:家が出来上がった時に「色目が素敵でした」「ありがとうございました」と言われることが、大きなやりがいや喜びになります。また、限られたご予算の中でどう提案していくか考えていくことも楽しいと感じます。外壁にお金をかけるのか内装なのか、お客様のヒアリングで重要な話を引き出して、バチっとハマった時は達成感がありますね。

小野:お客様と初めましての時から、いかに喜んでいただけるかを日々考えながら仕事をしています。例えば、お客様が楽しそうに打ち合わせをしていらっしゃる、「打ち合わせが楽しみ」と言ってくださる、それだけで幸せな気持ちになりますね。私の場合は、お客様に喜んでいただけたという実感がやりがいにつながっているのかなと思います。

──お客様に応えようとすればするほど時間がかかる、帰りが遅くなってしまうような印象ですが、何か効率よく仕事ができるような工夫をされていますか。

荒木:一番重要なのはやはり…スケジュール管理ですかね。

小野:荒木さんは何があっても一番早く帰っています(笑)。絶対に忙しい時もあるはずなのですが。

荒木:大体、定時から1時間以内には退社するようにしています。「メリハリをつけて仕事をしたい」ということが私の目標ですし、マネージャー職として4人ぐらいメンバーがいるので、みんなにそういう働き方をしてほしいなと思っています。

寺尾:荒木主任を見習って、私も定時に上がれるように仕事の段取りを組んでいます。

──素晴らしいですね。具体的にどんなことを実行されているのでしょうか。

荒木:前もってしっかりとスケジュールを組んでいます。お客様との打ち合わせは、3回×2時間が基本なので、1回目の打ち合わせでヒアリングをしてお客様の方向性やお好みがわかったら、次はどんな提案をして話をまとめていくか、どんな部材や設備をお見せするかなど事前準備をしっかりします。担当営業と一緒にある程度の方向性を決めて、時間をかけずにお客様を導くことが大切です。

──女性の視点から働きやすさを感じることは何かありますか。

小野:私は先日の社員表彰で表彰していただきましたが、仕事内容や契約件数などの実績、お客様アンケートで高評価が多いといった点もしっかり見ていただけたと思います。性別や年齢は関係なく、実力や頑張り次第で評価されますし、表彰される機会も多くあります。実際に、結婚されているマネージャー職の方もいらっしゃるので、女性でも働きやすい環境ではあるのかなと思いますね。

──皆さんの今後の目標について教えてください。

小野:「LIFE DESIGN PARK」を関東圏にもっと広げて、オープンハウス・アーキテクトでは「完全自由設計の注文住宅を、好価格で建てることができる」ということを世の中にもっと認知されるようにしていきたいです。個人の目標としては、元々土地をお持ちの方や建て替えを検討している方など、新規のお客様を増やして素敵な家を建てられたらいいなと思っています。ハウスメーカーとしての立ち位置で競合他社と比較されますから、私たちの設計スキルや提案力、接客スキルもさらに磨いていきたいですね。

荒木:少し似た話になりますが、私たちは「ローコストを売りにしながらデザイン性も高めている会社」になります。今後は個人としてもデザイン品質に力を入れていきたいですね。例えば、広い土地に10棟、20棟建つような多棟現場も多いので、あのエリアは素敵な外観の家がいっぱい建っていると思っていただけるような、外壁の選定や全体の街並み、景観デザインみたいなことも考えていきたいです。

寺尾:建築の品質的なところも全体的に上げていけたらいいなと思います。1年半ではありますが、現場監督を経験していて、そのときに工事品質のバラつきがあると感じました。「低価格ではあっても他社に負けない品質やケアを担保できる会社」でありたいなと思います。

──求職者の方々に向けて、それぞれオープンハウス・アーキテクトの魅力を紹介してください。

寺尾:この会社でいいなと思うところは、なんといっても「人」ですね。同じ部署の人はもちろん、他の部署や施工部隊ともよく話しますし、同期とも連絡を取り合っています。お仕事の面白さも大変さも分かち合える仲間がいるのは良いですよ。

荒木:自分の意見が通りやすい会社だと思っています。役員の方が頻繁にいらっしゃって、「最近どう?何か困ったことない?」という感じで、現場の声を拾ってくださいます。経営の方ともフランクに話せる点は大きいと思いますね。

小野:私は未経験で入社しましたが、一から成長して活躍できる会社だと思います。会社もグループ全体の成長スピードもすごく早いので、私自身も吸収できることがすごく多くて、短期間で成長できた印象があります。また、知らないからこそ自分なりに思っていることや意見をぶつけられる機会もあります。「それ、いいね」と役員の方が言ってくれたりすると、本当に良かったと思いますし、毎日がすごく楽しいですね。

※インタビューの内容は取材時(2023年3月)のものです。