対談

2023.05.15

渉外×施工管理×パートナー企業スペシャル対談!「会社の枠を超えたチームワークで、三方良し・四方良しの関係をつくりあげる」

オープンハウス・アーキテクトの事業の根幹である木造建築は、他に類を見ないほどの実績と規模を誇り、さらに急成長し続けている事業です。その原動力となるのが最前線で奮闘する社員やパートナー企業の皆さん。それぞれの役割や立場は違いますが、人と組織の力を結集し、全員建築で挑むことで次のステージに向かいます。

そこで、取引先との価格交渉や建築資材の調達などを担う「渉外グループ」の武冨次長、工事をマネジメントする「現場監督」の恩田係長、様々な工事を手掛ける「パートナー企業」の代表として齋藤組代表の齋藤さんにお集まりいただき、それぞれの視点からオープンハウス・アーキテクトの木造施工についてホンネでお話しいただきました。

Cast

出演者紹介

  • 建築管理部 渉外企画 次長

    武冨 義也

    2018年キャリア採用入社。入社前は岡山県で施工管理に従事。オープンハウスグループの勢いと、都心で家を安く買えるというビジネスモデルに共感して応募。現在は購買業務をメインで行う。

  • 工事本部 関東木造施工部 係長

    恩田 龍之介

    2018年キャリア採用入社。建築業界未経験で入社。現在は千葉エリアでの係長職として、安全第一の施工、工期の短縮、原価の管理を行いながら、さらなる棟数拡大を目指す。齋藤さんと仕事をする機会が多い。

  • 株式会社齋藤組 代表取締役

    齋藤 拓四郎

    千葉県松戸市を中心に屋根や外壁の板金工事をメインとしながら、建築工事一式を担当。オープンハウス・アーキテクトとは10年前後のお付き合い。オープンハウス・アーキテクトの案件は千葉・東京・埼玉全体で月に40〜50棟、年間600棟を手がける。

建築会社と施工会社。立ち位置は違っても、スケールの大きなモノづくりを一緒に盛り上げる心強い存在

ーーまず皆さんのお仕事内容やそれぞれの関わりについてお聞かせください。

武冨:私が所属する渉外企画Gは、簡単に言うと会社のコスト管理をする部署です。パートナー企業の施工会社さんやメーカーさんと打ち合わせをして原価や売価の設定を決めることが一番大きな仕事ですね。一般的には「購買」と言われる部署になります。

恩田:千葉エリアで施工管理をしています。年間400棟ほどの施工規模になります。

齋藤:私どもは基本的に屋根、外壁と板金工事がメインで、建築工事一式をさせていただいております。オープンハウス・アーキテクトさんとは弊社の立ち上げ時からお付き合いがあり、もう9年、10年ぐらいになるでしょうか。

会社は千葉県松戸市にありまして、恩田さんとは頻繁にやり取りがあります。千葉以外にも東京や埼玉の注文住宅事業のお仕事もいただいていますので、オープンハウス・アーキテクトさん全体で月に40〜50棟、年間で600棟くらい手がけています。

恩田:齋藤組さんには入社当初からお世話になっています。齋藤組さんの力を発揮してもらい、通常では考えられないような短工期で無事に完工できたこともありましたね。そういった対応も素早くて、特に印象に残っています。

武冨:我々の業界は施工会社さんに支えていただいていますので、齋藤社長とは単価のことでお話しさせていただいたり、施工内容に関してもどのぐらいの規模感でお仕事をしていただけるか相談させていただいたり、時にはお互いに厳しいことを言うことも(笑)。

齋藤:ありますね。例えば、短工期の場合、住宅は夜間工事ができませんから、人数を増やして人海戦術でやるしかない中でどうやるかなど、時にハードでしびれる交渉をいただくことも。コストについては、そこまで大幅にご請求したことはないと思いますが(笑)。

武冨:ありがとうございます。いつも助けていただいています(笑)。

オープンハウス・アーキテクトの強みや特徴は? 他社とどこが違うの? なぜ急成長できる?

ーーオープンハウス・アーキテクトの木造施工の特徴や強みはどんなところにあると思われますか。それぞれのお仕事の視点からお聞かせください。

恩田:施工管理からすると、かなり分業化ができているので工程管理や現場管理に特化しやすい環境になっていると思います。DX化も進んでいて『KIZUNA-X』や『Architect Jump』というシステムが導入されているのですが、そのシステムがあれば工程管理ができる、現場の発注状況がわかる仕組みになっています。未経験入社の方でも素早く戦力になれるような体制が整っていることは弊社の強みですね。

武冨:やはり「施工棟数」は弊社の強みの一つですね。弊社ほどの棟数を手がけられる会社は他にないと思いますし、加えて対応できる施工の幅広さもあります。その数を強みに資材や設備のメーカーさんと価格交渉ができますので、「お客様に良いものを安く提供する」という弊社の売りにも繋がります。

例えば齋藤組さんは外壁メーカーさんの施工ランキングでトップクラスです。齋藤組さんのような心強いパートナーさんが一緒になってくださることも強みだと思いますね。

齋藤:やっぱり「数」ですよね、圧倒的な棟数。会社経営の観点からすると、仕事がなくなることが一番怖いのですが、オープンハウス・アーキテクトさんは一度も仕事が途切れたことがなく、安心感があります。新しい人材がどんどん入って、短期間で即戦力として活躍できることも強みかなと思います。

ーー棟数や規模以外でも何か他社さんとの違いはありますか

齋藤:部材や設備のラインナップが豊富ですね。他社は選べない場合が多いのですが、オープンハウス・アーキテクトさんは例えばキッチンでも外壁でも何を選んでも対応できるので、デベロッパーや注文住宅のお客様も依頼しやすいのではないでしょうか。

だから、いわゆる建売屋さんで仕様がすべて同じといった家を建てているイメージは全然ないですね。その反面、建物の仕様は1棟ずつ異なるといった大変さはあると思います。

恩田:そう思います。変形地や狭小敷地であっても、その土地に合ったプランや間取りで設計されているので難しい工事もあります。ただ、そういう特殊な納まりも各パートナーさんたちに質問したり教えてもらったり、しっかりとフォローしていただける環境です。

ーーオープンハウス・アーキテクトの経営思想として「三方よし・四方よしの精神」がありますが、その辺りの関係性はいかがですか。

齋藤:経営層の方はいつも「一緒に大きくなっていこうよ」と仰ってくださるので、私たちも社員を増やして対応するしかないです(笑)。お陰様でオープンハウス・アーキテクトさんとのお付き合いが始まって、弊社の成長もかなり加速しました。

武冨:やっぱり我々がお客様にいろいろ提案したいと思っても、施工してくださる業者さんがいなければ提案できません。だからこそパートナーの皆さんに助けていただき、お客様にいろいろな家が建てられると周知することで、また新たな受注として返ってきます。そういう意味でも好循環になっている気がしますね。

コロナ禍やウッドショックなど業界課題に対しても、パートナーの協力会社さんとの強力タッグで乗り切る

ーー直近の業界トレンドとそれに対応するような取り組みがあれば教えてください。

武冨:コロナ禍やウッドショックの影響で、サプライチェーンに対する不安は以前より大きくなっています。これまでプレカットは専門の会社にお任せしていましたが、新しい取り組みとして製材メーカーまで遡って交渉し、材料をしっかり確保できるような体制を整えています。たとえ何が起きても現場を止めずに動かせる仕組みづくりが重要ですね。

各メーカーさんとは年間通しての数量をある程度取り決めていますので、その分の商材は用意していただくことが大前提です。当時は新型コロナウィルスの感染対策として現場を止めたビルダーさんも多かったようですが、弊社では現場を止めると職人さんたちが生活できなくなると判断して現場を止めることはありませんでした。企業姿勢の違いもあると思います。

緊急事態でも現場を動かせる、材料を揃えることができる、ということはやはり強みですね。一部欠品が出た場合も現場監督が工程を調整して即時対応してくれますので、本社側としても安心でした。そういった総合的な強みもあると思います。

恩田:確かにウッドショックになって、基礎が終わっても材料が入らず上棟できないケースはありました。ただ設備関係は、すぐに代替品の提案リストや対象現場の一覧データが上がってきたので、お客様に連絡して滞りなく進められたと思います。

齋藤:ネットショッピングが一気に増えたことで物流がパンクして、資材の配送も滞りましたよね。弊社にはメーカーから定期便が来ますので、トラックの台数を増やして弊社から現場に直接運ぶスタイルに切り替えて対応しました。

ロシア・ウクライナ戦争の件で燃料費や原材料もセメントや鉄などすべて高騰していますので、いろいろなお取引先に値上げ交渉をしているところです。

他社ではなかなか解決策が出ない状況ですが、オープンハウス・アーキテクトさんは早く動いていただきました。小規模な会社ならパッと話を聞いて決められると思いますが、オープンハウス・アーキテクトさんの規模では決して簡単ではないと思います。それを一気に情報を吸い上げて決めていくスピード感はやはりすごいですね。

武冨:そうですね。1棟当たりの値上げ幅はわずかでも、弊社ぐらい棟数が多いと最終的には大きな金額になってしまいます。経営層との距離が近く、すぐにご相談して判断していただけるからこそスピーディに対応できると思います。

未経験からチャレンジできる、圧倒的な実力評価主義だから成長できる環境がある

ーー皆さんの今後の目標について教えてください

武冨:長期的な目標は、やはり日本一の会社になることです。ただ、それを実行していく中でサプライチェーンの強化が肝になるかなと思います。特にコスト管理面でも影響が大きい木材。何が起きても事業を回せるように体制をさらに強化し、日本一を目指したいですね。

恩田:まずは、メンバー一人一人の目標施工棟数をクリアすること。そうすれば最終的に会社全体の目標も達成できるはずです。あとは安全第一の施工、工期の短縮、原価の管理、この4つを肝に銘じ、しっかりと管理していくことが目標です。

齋藤:弊社とオープンハウス・アーキテクトさんでは規模感が全然違うのですが、とりあえず次の期で売上50億円、5ヶ年で100億円にしたいと計画を立てているところです。人材の採用も既に今年の11月まで決まっています。また、給料を周りの会社より高くしたり、土日祝日も確実に休めるようにしたり、建築業界のイメージを払拭して若者が働きたいと思えるような会社の体制も作っていけたらなと考えています。

ーーさらに成長するためには人材採用も重要なミッションですね。恩田さんと武富さんが入社を決めたポイントや仕事の面白さ・難しさなどについて教えてください。

恩田:建築業界は未経験でしたが、仕事の中身や詳細よりも役員面接のインパクトが強烈だったことが決めてになりました。すごくエネルギッシュで、どこよりもポジティブな印象を受けましたね。

仕事が面白いと感じるのは、自分の頭の中で思い描いた意見や提案がお客様や業者さんに通じた時ですね。反対に難しいのは、細かい部分まで図面や指示通りになっているか、現場監督がいち早く気づいて解決することです。マニュアル通りに必須項目を確認していけば自ずとできるようにはなりますが、イレギュラーなものはやはり経験則になります。

武冨:家を建てることは人生の中でも喜ばしいビッグイベントだと思いますが、家が完成してお客様に引き渡して喜んでいただける、その瞬間に立ち会えることが現場監督の幸せという気がしますね。

ーー武富さんご自身は、どうして現場監督から渉外のお仕事を選ばれたのですか。

武冨:以前は岡山県で現場監督をしていました。東京に移るタイミングで転職先をいろいろ調べた結果、オープンハウスグループの勢いと、都心で家を安く買えるというビジネスモデルに共感して応募しました。面接時に社長から「購買もできそうだよね」というお話をいただいて、購買として全ての家に関わっていくのも面白いかなと思って決断しました。

齋藤:褒め言葉ですが、購買は武富さんに本当に合っていると思います(笑)。他社は少し古い体質というか年功序列の印象ですが、オープンハウス・アーキテクトさんは未経験でもどんどんチャレンジさせるし、年齢も中途入社も関係なく実力主義で評価されるイメージがあります。驚くほど棟数をこなしている若い現場監督さんがいらっしゃって、次の人事で大抜擢されるのではないかと個人的に注目しています。

※インタビューの内容は取材時(2023年3月)のものです。