スピード立ち上げを実現する驚異の新入社員研修。その真相に迫る!
多くの会社で導入されている新入社員研修ですが、オープンハウス・アーキテクトの新入社員研修は、業界では類を見ないダイナミックさ。「早期就業プログラム」と「超強化研修」という2軸で、内々定時期から入社以降まで、新入社員の成長を手厚くサポートしています。
「超強化研修」の研修時間はなんと500時間!社会人の基礎から実践的な建築法までを学べる内容とのことで、具体的な研修内容やスケジュールについて、採用担当の岸元さん、研修担当の加藤さんにお話を伺いました。
Cast
出演者紹介
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岸元 拓郎
2020年キャリア採用入社。前職は人材派遣事業を中心に展開する会社にて、九州支店の立ち上げやマネジメント、法人営業など幅広い業務を担当。法人営業ではトップセールスを記録。現在は前職の経験を活かし、新卒採用グループの主任として人材採用・育成を推進している。
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加藤 暁子
2019年新卒採用入社。2019年度の新人賞を獲得。2021年3月から新卒採用グループ、2023年4月からは新卒メンバーの研修担当として、採用と研修の両軸で人事育成に携わっている。
オープンハウス・アーキテクトの新卒入社メンバーを育成する2つの教育制度
──まずは「早期就業プログラム」について教えてください
岸元:早期就業プログラムは、内々定を獲得した学生が、入社までの時間を有効活用できるようにするためのプログラムです。
いち早く内々定を獲得した学生の場合、入社までに半年以上の時間があります。その時間をご自身の成長や社会人としての心構えの時間に充ててもらえればと、立ち上げたプログラムです。参加は自由ですし、たくさん参加したいという方なら毎日でも来ていただけます。
加藤:具体的な内容としては、現場社員に同行し、仕事の流れや進め方を学ぶ研修です。入社前から一足先にオープンハウス・アーキテクトの社員として働く想像ができ、同期・友人よりも早く成長することができます。
岸元:実際に、早期就業プログラムに参加した内定者で、法人営業を担当し、入社前までに3件も契約を獲得した者もおりました!
──3件!?それはすごいですね…金額にしたら相当…
岸元:そうですね、合計数千万円の受注になります(笑)。すごいですよね。
──入社前の学生を育てるのは大変なのではないでしょうか?
岸元:基本OJT(On the Job Training)がメインとなります。会社がさらに成長するためには、若手メンバーの早期主力化が必須です。またその方針は全社員の共通認識としてあるので、内定段階であっても組織の仲間として受け入れ、フォローする雰囲気があります。大変という感覚は特にないですね。
──オープンハウス・アーキテクトには「超強化研修」という500時間にわたる入社後研修もありますが、改めて、どんな研修なのかお教えいただけますか?
加藤:「超強化研修」とは、内定者研修と入社後の研修、あわせて500時間の独自研修を実施し、文系の学生も自信を持って建築のスタート地点に立つ準備ができる教育制度です。
目的は大きく3つ、「建築業界の人手不足の解決」と「短期間での即戦力化」、そして「人材の定着」です。現在の建築業界は高齢化が進んでいたり、育成が属人的になっていたりと課題が多く、建築業界に関わる当社としては、業界を衰退させないためにも、建築に関わる仕事のスキルの標準化が必要だと考え、この研修プログラムの開発とブラッシュアップに取り組んできました。
※内定者研修では建築模型をつくるワークショップも開催します
──研修のスケジュールや具体的なプログラム内容を教えてください
加藤:まずは内定が出た4年生の6月から入社前までの間に、3回ほど2〜3日にわたる大型研修を行います。
内定者研修は、社会人として必要なビジネスマナーや心構えを学ぶ研修をはじめ、建築への興味が湧くようなカードゲーム研修、社員との交流など、楽しみながら学べるプログラムとなっています。
入社後研修の期間は4月から6月中旬まで。社会人基礎力の醸成から始まり、商品知識や施工管理の基礎を学ぶ研修など、座学と実践を交えながらPDCAを回していく内容となっています。
2021年からスタートした「超強化研修」ですが、新卒採用グループで毎年アップデートを試みています。2023年のアップデートとして新たに考えているのが、中期的な現場研修です。これまでも現場での実践研修はありましたが、単発での実施となっていました。今後はより実務に活かしていくためにも、想定配属先で1週間の先輩に同行できるようなプログラムに改善できればと準備しています。
※超強化研修では建築や施工管理の基本知識や技術を学んでいきます
成長できる環境はある。エネルギッシュに素直でいることが成長の秘訣
──研修を通じてどんな若手が成長しているか、成長できる人の特徴などあれば教えてください
岸元:エネルギーや向上心、失敗を恐れない精神を持った人が成長できるポテンシャルを持っていると思っています。後は主体性がある人が活躍しているな、と。正直に申し上げると研修制度が整っているので、入社すればある一定程度は成長できる環境があります。
ただ、そこからさらにプロフェッショナルとしてスキルアップしようとした時には、制度だけだと伸び悩んだり、壁にぶち当たるでしょう。
大事なことは、どれだけ自分が主体的に行動してまわりを巻き込んでいけるかどうか。これは言葉で言うよりずっと難しくて、小手先のテクニックでは通用しません。思いやりの気持ちや、何事にも感謝できたり、そうした人間性まで関わってくるものです。
──個人の成長には、仕事への姿勢やスタンスも重要なんですね。研修を受ける上での心構えはありますか?
岸元:新卒メンバーは伸び代しかないので、自分が目指す理想や未来に向かって、足りないものや知識をどんどん吸収してほしいですね。だからこそ、素直に受け止めて考える姿勢が大切だと考えています。
加藤:オープンハウス・アーキテクトの研修は『将来の自分の道を狭めないための研修』と考えていただけると嬉しいです。どうしても建築の専門知識をメインに学んでいくので、「建築だけに集中しなきゃいけないのか」「今後は建築の道しかないんじゃないか」と思いがちなんですが、2年目以降は自分の頑張りや実績次第で、いろいろなキャリアを築いていける環境があります。
研修では、施工管理だけでなく、営業やDX推進担当など、さまざまな職種で活躍されている方が講師として教える機会もあるので、どうか自分の未来のキャリアには可能性や選択肢がたくさんあることを覚えておいていただければと思います。
──研修を通じて資格の取得も可能なのでしょうか?
加藤:はい、研修と並行して資格取得支援も行っています。今後は、より実践的で手に職が付けられるように、2級建築施工管理技士の資格取得サポートに力を入れています。建築学部を卒業したメンバーに対しては、さらに難易度の高い2級建築士の資格取得を目指して支援していきます。
世代に合わせたプログラムを設計し続ける。一人ひとりを大切にしながら一緒に未来をつくりたい
──採用担当・研修担当として、お二人それぞれの目標を教えてください
岸元:私は「いつの時代も会社をつくっていくのは若手」という役員の言葉がずっと心に残っています。採用担当や研修担当は、その重要な役割を任せられているので、人材採用・育成を通じて会社の目指す未来に貢献できればと思っています。
もうひとつは、新卒メンバーそれぞれが個のスキルを高め、市場価値を上げるサポートがしたいです。
加藤:私は、世代にあった教育・研修を考えていきたいと思っています。世の中的に大きなチャレンジや失敗をあまり経験したことがない人が多いと言われているように、採用活動を行なっていてもそうした傾向は少なからず存在すると感じています。
そうした世代に対して、上の世代と同様の研修をしていては、ズレを感じて離職につながったり、個性を潰してしまいかねません。だからこそ、世代に合わせた最適な指導やプログラムを設計できればと考えています。
岸元:入社後にはキャリアメンター制度もあるので、仕事のこと以外にも不安に思っていることなどがあればいつでも相談できます。内定段階から何かあった時にいつでもフォローできるようにリクルーターも付くので、安心してください。一緒に成長していきましょう。
※インタビューの内容は取材時(2023年3月)のものです。