インタビュー

2023.07.20

ゼネコンから転職、20代でマンション所長に抜擢。次世代の組織を担う、若手所長が描くビジョンとは。

オープンハウス・アーキテクトでは、ゼネコン業界の常識を覆す「20代所長就任」をはじめ、若手や未経験の方も活躍できる環境づくりに取り組んでいます。
若手所長はどのような活躍を目指すことができるのか、オープンハウス・アーキテクトとして初めて20代で所長へ就任した塩田所長にお話を伺いました。

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出演者紹介

  • コンストラクト事業部 施工管理(総合建築) 係長

    塩田 順和

    2023年キャリア採用入社。オープンハウス・アーキテクトとして最年少でマンション現場の所長に就任。若手所長として、コンストラクト事業部に新しい風を吹かせている。

脱・ゼネコン、新しい組織ならではの面白さに惹かれました。

──まずはこれまでの経験と、転職を考えられたきっかけを教えてください。

塩田:建築学科のある高校を卒業後、ゼネコンに就職しました。そこから現場経験は約12年です。商業施設や物流倉庫、県庁や市役所などの大規模工事の施工管理を担当していました。

それまで携わっていたゼネコンの大型現場は、社員だけでも10名以上の大所帯の組織体です。さらに独特の年功序列の風土があり、若手のメンバーに任せてもらえる仕事の範囲も限られていました。

そうした環境の中で、現場をリードする所長になるにはまた何年ものキャリアが必要です。このまま上を目指すのは難しいのではないかと思ったことが、転職を考えるきっかけになりました。

──ゼネコンでのご経験をお持ちのなかで、オープンハウス・アーキテクトへの決め手はどこにあったのでしょうか?

塩田:転職活動中にスーパーゼネコンからもお話をいただいたのですが、結局そうしたゼネコン体質が気になってしまい辞退しました。一方で、オープンハウス・アーキテクトのコンストラクト事業部は、まだまだ新しい組織体。ゼネコンのようにかっちりと決まりきった組織で決まりきった仕事をするよりも、面白いだろうと思ったんです。

面接でお話するうちに、会社として高みを目指している勢いや熱量をすごく感じました。一方でフランクな雰囲気もあり、経営陣との距離が近いことも印象的で。これまで見ていた会社と違った部分があまりにも多くて、良い意味で衝撃的だったことを覚えています。

いきなりマンション所長へ抜擢。良い成長ができています。

──オープンハウス・アーキテクトへご入社後は、いきなり所長に抜擢されて、率直にどう思いましたか?

塩田:入社前は現場の二番手を担当する想定だったので、すぐに所長を任せていただけることになり、すごく驚きました…(笑)お話をいただいてありがたい反面、最初は不安も多少ありましたね。

そうした中でも、名古屋エリアの所長たちに、現場は違えど色々と助けていただいて、楽しく仕事をすることができています。

──今までの係員としての働き方と、入社後の所長としての働き方、それぞれに違いを感じる部分はありましたか?

塩田:そうですね。これまでは指示に対する仕事をきっちりとこなすのが業務のメインでしたが、所長となった今は現場責任者として立場や責任の範囲が大きく変わりましたね。裁量権の大きさが、今の自分の仕事の楽しさへも繋がっていると思います。

視座が変わったことで、思考も変わりました。例えば、同じ現場にいるメンバーのやる気をどう高めるか、パートナーさんとどう一緒に作り上げていくことができるか。日々考えることで、自分自身でも良い成長ができているなと感じています。

こんな所長がいたらいいなという、理想を寄せ集めたような人になりたい。

──所長という立場で、最も大切にしていることはなんでしょうか?

塩田:現場では、忙しい日も暇な日もあって少し波があるのですが、皆にとって仕事量が平等になるように常に意識しています。私自身は7~8割の力で仕事をして、常にフォローができるように調整しています。

少人数でどれだけ良いものをつくることができるかは、所長の腕次第。ものづくりの仕事って、やはり一人ではできないことなので、仲間との関わりや支え合いにすごくウェイトを置いています。

──若手所長だからこそできる、チームづくりやコミュニケーションの秘訣はありますか?

塩田:私は正直、前職の現場ではあまり指導や教育のない職場でした。いわゆる見て覚える、というスタイルで、少し古い気がしていました。所長と距離が遠かったり、話しかけにくいこともあったりしたので、私は全く逆の雰囲気にしたかったんです。

ただ、そういった空気間を下の子たちから作るのは難しいと思っているので、私から率先して声を掛けたり、プライベートの話をしたりしています。今では、部下から恋愛相談をひたすら聞かされる日もあるぐらいです(笑)それぐらいチームの空気間を重要視していますね。

それから、残業時間を徹底的に減らすように心掛けています。休みのために働こう、と口癖のように言っているので、残業は月10時間ぐらいです。こんな所長がいたらいいなという、理想を寄せ集めたような人になりたいですね。

──── 塩田さんの現場はきっと楽しいですね!周りに前職の仲間が集まってきていると聞きましたが、なぜでしょうか?

塩田:私が誘ったというよりも、今の仕事の楽しさややりがいについて話をしていたら、面白そうと興味を持ってくれて。なら一緒に働こうよ、という感じで来てもらいましたね。実際に仕事が楽しいみたいで、こんな企業は無いと言っています(笑)

若手所長をまとめるリーダーへ。

──所長として、今後目標に掲げられていることはありますか?

塩田:いまは名古屋エリアの現場を担当しています。あと数現場ほど経験した後には、統括的なポジションを目指していきたいと思っています。
若手所長がこれからますます増えていくはずなので、そうした若手メンバーをまとめられるようなリーダーになりたいです。東京の若手メンバーからも、元気や勢いを感じていますし、負けていられませんね!

※インタビューの内容は取材時(2023年7月)のものです。