急成長を遂げるコンストラクト事業部。施工管理が語る、マンション施工の醍醐味と今後のビジョン。
次代の中堅ゼネコンとして、存在感を高めてきたオープンハウス・アーキテクトのコンストラクト事業部。圧倒的なコストパフォーマンスが評価され、大手デベロッパーをはじめとした取引先の裾野も広げており、年を追うごとに施工実績を伸ばしています。
その事業部のなかで、協力会社様と一体となって、安全・品質・工程・原価などの管理を行うと同時に、スムーズな建物施工を実現できるよう、多方面との調整役も担う施工管理を担当している田島さん。西日暮里で手がけたプロジェクトや会社の魅力、建築施工の醍醐味などについて、経験談を織り交ぜながら語っていただきました。
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出演者紹介
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田島 佑基
2021年キャリア採用入社。驚異的なスピードで拡大しているコンストラクト事業部において、施工管理として協力会社様や職人さん、メンバーとともに、全員建築で挑んでいる。
現場に関わるすべての人をまとめる「司令塔」。だからこそ、完成時の喜びも大きい
──はじめに、現在のお仕事について教えてください。
田島:マンションの施工管理を担当しています。協力会社様や職人さんと打合せをしたり、工事のための人員確保や費用計算などを行ったりしながら、スケジュールを管理し、建物を完成に導くことが主なミッションです。
戸建住宅では、1人で4〜5件の担当現場の巡回管理が基本ですが、マンションのような集合住宅だと1現場あたり、所長を含めて3人ほどのメンバーが、現場に常駐管理することが一般的です。
もちろん建物が大きい分、協力会社様の数も増えてくるので、きめ細やかなスケジューリングが不可欠です。基礎工事や鉄骨工事などを手がける躯体業者だけでも、40社くらいになりますから。
入社早々、西日暮里のプロジェクトに参加。マンション造りのイロハをしっかり教わりました
──これまで手がけたプロジェクトで印象に残っているものはありますか?
田島:入社して初めての現場が、西日暮里駅近くのプロジェクトでした。駅から徒歩3〜4分という好立地で、15階建ての2LDKという間取りが多いファミリー向け物件でした。
交通アクセス環境は素晴らしかったのですが、多くの建物に周囲を囲まれていたので、いろんな苦労もありました。職人さんに少しでも気持ちよく作業してもらえるよう、仮設工事や搬入ルールには細心の注意を払いました。
また、前職では、寺社仏閣や病院などの施設を主に担当していたので、マンション造りの経験はほぼありませんでした。最初は集合住宅建築のイロハやオープンハウス・アーキテクトでの仕事を学ぶことからはじめ、徐々にアジャストしていきました。
部屋単位のオプションに四苦八苦。プレッシャーの大きな現場を経験できたことは財産です
──そのプロジェクトで苦労したことや難しかったことはありますか?
田島:西日暮里のプロジェクトは賃貸ではなく、分譲のマンションでした。そのため、部屋ごとに様々なオプションが付帯しており、それらをイメージ通りに具現化するのが大変だったことを覚えています。
「〇〇号室のコンセントはこう仕上げる」といった具合に、1部屋1部屋を正確に管理しなければならない状況は、今となっては当たり前の話なのですが、当時の私にとっては難易度が高く、目の前に大きな壁が立ちふさがっているような感覚でしたね(笑)
さらに、下に付いてくれていたメンバーが入社したばかりの新人メンバーだったんです。協力会社様との打合せや各所のチェックも自分が責任をもって行う必要があった分、プレッシャーも大きかったですね。
でも、だからこそ、初めての現場を終えた時には、すごく成長した実感がありました。
成長フェーズの真ん中で躍動できる。会社と自身の成長をシンクロさせながら上を目指していきたい
──会社が急成長していますが、“スピード感”について普段感じることはありますか?
田島:それはもう、めちゃめちゃ感じています(笑)。マンションや総合建築を担うコンストラクト事業が、驚異的なスピードで拡大していることは事実ですから。
グループのIRなどを通じて施工実績や利益率などがオープンになっており、社員数も加速度的に増えています。業界認知度の高まりと並行するように、成長フェーズを疾走していることは間違いありません。
社員としても、そのど真ん中にいられること自体が嬉しく、“今という時”を振り返ったときに、「こんな大きな会社に最初からいたんだ」と誇りを感じられると思います。その喜びに触れられる瞬間が来るまで、会社にしっかり貢献していきたいですね。
プロジェクトの成功に貢献できる醍醐味。クリエイティブな要素があるから楽しいです
──オープンハウス・アーキテクトを含め、施工管理という仕事の魅力を教えてください
田島:施工管理の仕事は営業のように新しい数字を作り出したり、新しい取引先を獲得したりすることはありません。でも、「記録」にも「記憶」にも残る仕事であることは間違いないですし、多くの職人さんたちと造った建物が40年先も50年先も残り続けるため、振り返った時に「あのとき頑張ったんだな」と実感しやすい仕事なんですよ。
また、現場ごとに工法やプランが違うので、臨機応変の対応を心がけなければなりません。考える力が求められるからこそ、実はとてもクリエイティブな仕事なのではないかと感じます。現場に転がっている一つひとつの発見や刺激が、新しいやりがいを生み出してくれていますね。
上場企業から転職し、これまでとは異なるフィールドでのチャレンジを楽しんでいます。同業から転職したからこそ、見えてくる新しい視点も多く、技術的にも人間的にも大きく成長できたのではないでしょうか。また、会社がいい意味で熟成していないため、新人でも目立ちやすい環境です。仮に未経験からスタートしても、センスや理解力が高ければすぐにキャリアアップすることができると思います。
今は千葉県内でマンションの建設に携わっています。毎日一歩ずつカタチになり、一歩ずつ竣工に近づいていることを実感しています。現場には色々な個性があり、最初から恵まれた環境が整っている保証はありません。しかし、そういった状況下でもみんなの気持ちをまとめあげ、“全員建築”で進めていけることがこの会社の魅力だと感じています。
※インタビューの内容は取材時(2023年3月)のものです。