INTERVIEW

白の美しさにくつろぐ
ギャラリーのような家

神奈川県座間市 S様邸

建物概要
所在地
神奈川県座間市
竣工年月
2024年8月
敷地面積
212.11㎡
延床面積
174.31㎡(52.62坪)
家族構成

2世帯

家づくりのテーマは「真っ白なギャラリー」

ご両親から受け継がれた家にお住まいだったS様。「知人の社員に設計をお願いしたい」という想いから、オープンハウス・アーキテクトでの建て替えを決意され、デザイン住宅の設計・建築をご依頼いただきました。

「家づくりのテーマは、“真っ白なガルバリウムを使った、ギャラリーのような空間”。夢はたくさんあったものの、本当にやりたいことだけを厳選し、ノイズのないストイックな空間を作っていただきました。白を基調としたインテリアに、間接照明が美しく映えるデザインにこだわりました。」

ガルバリウムを施した、シンプルで洗練された外観
夜の光の演出も見事に映える

外に閉じて、内に開く ”静けさと開放感のある設計”

建物の外観は、北東側の道路面に対して閉じ、内側の庭に大きく開く構成に。設計担当からのこの間取りの提案に、S様は即決されたそうです。閉鎖的な外観と、開放的な室内というコントラストが、お住まいの大きな魅力です。

プライベート感のある中庭に、ひと息つけるウッドデッキ

くつろぎをデザインする、余白あるリビング

お住まいの中で一番のお気に入りは、南側に作ったヌック。絵本棚のある小さなスペースで、お孫さんと並んで絵本を読む時間が、何よりも幸せなひとときだそうです。

ヌックと本棚で、くつろぎの空間に

また、LDKにはあえてテレビを置かず、プロジェクターを導入。光の陰影が美しい壁面が、暮らしにくつろぎをもたらしています。

プロジェクターのある暮らしでスッキリと

家づくりを通じて、特別な経験に

上棟後の休日には、ほぼ毎日現場に足を運び、現場でのものづくりの過程を間近に体験。「こんな経験は二度とできない」と語るS様。ご自身も家づくりの一員となり、唯一無二の時間を積み重ねました。

「監督さんをはじめ、協力業者の皆さんの対応がとても丁寧で、複雑な造作や配線にも根気強く付き合ってくださいました。」

木目をアクセントに使い、あたたかみを演出
ギャラリーのようなモダンな玄関
寝室にはこだわりの照明や壁面収納を

「毎晩帰ってくるたびに、いい家だなと思います」

住み始めてからも、その満足感は続いているそうです。朝の白い空間の清々しさや夜の間接照明の落ち着きは、毎日の気持ちを整えてくれているとのこと。ご家族やご友人にも好評で、「子どもからもちょっと見直されました」と、お喜びの声をいただきました。

ホッとする暖色系の明かりが出迎えてくれる
上質なやすらぎを感じさせる、余白のある空間

最後に、S様へ家づくりについてのアドバイスを伺いました。

「夢を大きく膨らませて、優先順位をつけるのがいいと思います。あきらめるのではなく、“何が一番大切か”を見極めていくような気持ちで。」

ストイックでありながらも、しなやかに。自分らしさを大切にされたS様の住まいには、静けさの中に、強く美しい暮らしの想いが息づいていました。このお住まいが、これからもご家族にとって心地よく、豊かな時間が流れる住まいでありますよう、スタッフ一同願っております。