インタビュー

2023.05.12

個人事業主の大工からの転職。「大工育成のための部署をつくることが夢なんです」

オープンハウス・アーキテクトには、長年大工として働いてきた職人さんたちもいます。関西事業部の細木さんもそのひとり。大工として建築現場を請け負ったことがオープンハウス・アーキテクトとの出会いでした。

1年前まで個人事業主の大工として働いていた細木さんが、なぜ、オープンハウス・アーキテクトに入社を決め、多くの若手メンバーを率いているのか──。それはこの会社にしかない魅力がたくさんあったからだと話します。

今回のインタビューでは、細木さんが入社を決めたきっかけや、個人事業主と会社員として働くことの違い、オープンハウス・アーキテクトの魅力などたっぷり語っていただきました。

Cast

出演者紹介

  • 関西事業部 品質管理 課長

    細木 正広

    2022年キャリア採用入社。専門学校卒業後、木造住宅、マンションや鉄骨など様々なプロジェクトを経験。オープンハウス・アーキテクトとの出会いで、長年の夢だった若手人材の育成をしようと転職を決意。現在は関西事業部 品質管理の課長職として、若手監督の育成をはじめ、現場の品質管理、イレギュラー対応、クレーム対応なども務める。

オープンハウス・アーキテクトは、夢を実現するためのネクストステージなんです

──大工のプロとして活躍されていた細木さんが、転職を決意されたきっかけを教えてください。

細木:長年自営業で大工をしていて、いろいろな会社から施工依頼を請けていました。オープンハウス・アーキテクトもそういった会社のひとつでしたが、2件目を担当した時の現場監督や社員がすごく気さくでいい人で。

また、いつも大工として仕事を請ける時は、その会社の安定性や信頼できるかどうかを確認していたんですけど、オープンハウス・アーキテクトは伸び代もある会社だな、と言うか伸び代しかないな!と感じていました。

そこで、施工管理の方と雑談していた時に大工の社員募集があるか聞いてみたんですが、残念ながら当時、募集はしていなかった。だけど入社したい想いが強かったので、必死に自分のスキルや経歴などをアピールしたんです(笑)。

選考面接で当時の社長が、自分の姿勢や考えを気に入ってくれて入社することになりました。

──細木さんの当時の熱量がすごいです(笑)。個人事業主から会社員になることに不安はなかったですか?

細木:全くなかったです!といえば、嘘になりますね(笑)。確かに個人事業主に比べて収入も自由度も下がるかもしれない。でも、オープンハウス・アーキテクトでしか経験できないことがあると思いました。

もともと私は、大工・監督の育成に興味があったんです。オープンハウス・アーキテクトは関西事業部を立ち上げたばかりであったことと、これまでも成長を続けていた会社なので、私の夢もここでなら叶えられると感じました。それだけでなく、面談した時に個人のやりたいことを応援してくれる会社の雰囲気を感じたので不安はなかったです。入社した現在も後悔はないですね。

──個人事業主と会社員で、ギャップを感じたことはありますか?

細木:個人事業主の時は、気心が知れた仲間でやっていたので、技術に安心感がありました。

しかしながら、会社に入ると、当然ですが、はじめましての方ともたくさん出会います。それぞれ個性や意見が強かったり、技術に納得がいかなかったりすることも正直あります。気持ちに折り合いをつけることもありますが、なんとか可能なことは対応したいなと、いろいろ試行錯誤しながら、強いチームづくりを目指しています。

表彰式での突然のサプライズ。独自のマニュアル作成の仕事が認められて、課長に就任していました。

──入社して印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

細木:私が入社した当時から会社独自の施工マニュアルがあったんですけど、ものすごく分厚くて文字が中心のものでした。オープンハウス・アーキテクトの仕事は難易度も高いですから、初めて仕事をする大工や若手は、それだけで理解するのは難しいんじゃないかなと感じました。

大工出身の私は居ても立っても居られなくて、独自でマニュアルを作ることにしました。わかりにくい工程は現場まで写真を撮りにいき、数ヶ月かけて作成したマニュアル、いまではみんなに使ってもらっています。

その後、衝撃的だったのが、東京で開催された全社の表彰式。それまでは個人事業主でしたから、そういったイベントに参加すること自体も初めてで、大規模な表彰式の雰囲気を楽しんでいました。そしたら司会の方の「続いて関西事業部のMVPを発表します…」と声が聞こえて、画面いっぱいに自分の写真が映し出されたんですよ(笑)。

事前に何も聞かされていなかったので、訳がわからないまま壇上に上がりました。サプライズはそれだけじゃなくて、社長から「細木さん、課長に昇格です!」とも告げられて本当に驚きました。想定外のことが連続で起こり、状況をすぐ理解できなかったですね(笑)。

──すごいサプライズですね(笑)!課長になってから、仕事や気持ちに変化はありましたか?

細木:変わったことで言うと、モチベーションや向上心がより高くなりました。期待していただいていることに対して応えたいと思いますし、成果を出すほど褒めてもらえることが嬉しいですね。

変わらないことは、自分の仕事の方向性や夢。最終的にやりたいことは、若手の大工・監督の育成ということは変わっていません!

いつか大工育成に特化した部門を立ち上げて、若手の育成ができる仕組みをつくりたい

──課長として組織をどんな風にしていきたいとお考えですか?

細木:課長といっても直属の部下はおらず、一人課長なんです(笑)。ですから、一番身近な目標は、仲間や部下を増やすこと。いま、大工時代の旧友に声をかけている最中で、みんな興味を持ってくれています。

その人たちがうちに入ってくれたら「大工育成部門」を立ち上げて、若手育成の仕組みを作りながら、組織を拡大していきたいです。現在誘っているメンバーが部門のリーダーになってくれると、なお嬉しいですね。

「ロールモデルはいますか?」と聞かれることもありますが、関わる人みんなが私のロールモデルです。

これまで大工の仕事一筋だったので、パソコンが苦手で…。いま私の周りにいるメンバーは当たり前に資料作成などもパパッとできてしまう。だから年齢性別問わず、自分ができないこと、知らないことができる人はリスペクトしています。職人にゴールはないです。今後もどんどん他の人の良いところを吸収していければと思っています。

──今後、個人・組織それぞれにおいて成し遂げたいことはありますか?

細木:現在も着手していますが、やはりマニュアルの改正です。建築は日々進化しているので、それと共にマニュアルも進化していく必要があると思っています。

後は、社員育成もマストですね。うちは成長中の企業なので、若手社員が多く経験が少ないところが弱点。でも、経験がない分一生懸命にやっているから、そこが魅力でもあります。だからこそ、私の経験やスキルなど教えられることは教えつつ、コミュニケーションをとりながら、モチベーション管理に努めていきます。

個人の向上心を認めてくれる会社で、思いっきり自分らしく活躍してほしい

──最後に求職者の皆さんに伝えたい会社の魅力を教えてください。

細木:オープンハウス・アーキテクトの魅力は、本当に自分の頑張り次第でなんとでもなること。1年も経たずに役職がもらえたり、挑戦させてもらえたりする会社は他にないと思います。向上心を認めてくれる会社だから、失敗してもキャリアが閉ざされることはないし、使えないなんて判断されることもありません。

現場では、職人の雰囲気に圧倒されると思いますが、真摯に学ぶ姿勢と、積極的にコミュニケーションをとっていけば、必ず良くしてくれるので大丈夫です。

義理人情に熱いところも、うちの会社の魅力のひとつ。「個の考え方」を尊重しながらも、チームみんなで一緒に進んでいく会社です。

※インタビューの内容は取材時(2023年3月)のものです。