INTERVIEW

スタイリッシュな中に
木の温もりを

大阪府吹田市 A様邸

建物概要
所在地
大阪府吹田市
竣工年月
2024年1月
敷地面積
113.42㎡
延床面積
104.33㎡(31.49坪)
家族構成

ご夫婦、お子様お一人、お母様、犬二匹

完全同居型の住まいづくりに向けて、間取りにひと工夫

奥様のお母様との同居に向けて、二世帯住宅の設計を検討されていたというA様ご一家。さまざまな設計会社をリサーチしながら検討する中で、最終的にオープンハウス・アーキテクトに依頼を決めたのだとか。

「オープンハウス・アーキテクトは、他社と比較した際、コストパフォーマンスの高さが魅力的でした。また、理想の住まいについてお伝えしたところ、担当の方がとても親身に話を聞いてくださって。豊富な過去事例をもとに提案してくださったのも嬉しかったですね。」

また、完全分離型ではなく、完全同居型の住まいづくりにあたって「間取り」をもっとも工夫されたそう。

「お義母さんとは生活リズムが違うので、お互いが心地よく暮らせる間取りを試行錯誤しながら考えました。結果、1階の一番奥をお義母さんのお部屋にしています。年を重ね、階段を上り下りするのがつらくなるケースも考え、お風呂や洗面所など水回りは1階にまとめ、2階をリビングにしました。」

1階バスルームは収納スペースをつなげ、スムーズな導線に

シックでありながらも、温かみのある空間

A様ご夫婦は外観・内観・インテリアを含め黒やグレーを中心に揃え、シックな空間づくりを意識したそうです。

「配色はモノトーンを中心にすることで、生活感が出ないように意識しました。ただ、冷たい印象にならないよう、ところどころに温かみのある要素も取り入れています。たとえば、リビングの無垢板のテーブルはお義母さんから譲り受けたお気に入りです。一度塗装し直し、アイアンをつけて活用しています。床はフローリングではなくタイルにしたのもポイントです。」

モノトーンを基調としたシックな住まい

広いダイニングで、家族・友人との時間を楽しむ

息子さんが保育園に通っていた際のパパ・ママ友達とは今でも親交があるというA様ご夫婦。団欒ができるスペースづくりにも工夫が見受けられます。

「たくさんの方が訪れてもいいように、ダイニングを広めに設計しました。毎週のように友人家族が集まり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりして楽しんでいます。最近はお義母さんも一緒に混ざっています(笑)。」

ゆったりした広めのスペースが確保されたダイニング

照明の配置やモダンなデザインに工夫を凝らした対面型キッチン

特にこだわり抜いたのはキッチン。キッチンを正面に見て左側にはパントリーを配し、マットな扉や大理石風のデザインが上質な雰囲気を醸し出しています。

「キッチンはご飯を作っている最中に話ができるよう、対面型に。クリナップのSTEDIA・class5のシリーズを選びました。タッチレス水洗を採用しているので、手洗いや洗い物の際便利です。明かりがしっかり入るよう、照明や窓の位置にもこだわっています。」

カウンターの位置を高くし、料理中の手元やシンクがダイニングから見えないように
大容量のパントリーには、食材だけでなくお酒用の冷蔵庫も完備

ゆったりとしたひと時が過ごせるリビング

ご友人と過ごす以外に、映画を観るのも好きだというA様ご夫婦。

「スタイリッシュに見せたかったので、テレビまわりの配線が目立たないよう工夫を凝らしました。本当はエアコンの横にロールスクリーンを設置する予定で窪みをつけたのですが、今はこの大きなテレビが気に入っています。」

テレビはアームで角度が変えられるので、ダイニングの椅子に腰掛けながら観ることもできる

「キッズスペースには子どもの本や布団などを収納しており、ワンちゃんとも遊べる癒しの空間になっています。2階のベランダは1階の外壁面よりややせり出させることで、玄関の庇を兼ねる設計にしました。」

(左)リビング右側がキッズスペース。優しい自然光がたっぷり入る (右)ベランダは庇を兼ねた設計に

暮らしを彩るDIYとウッドデッキ

DIYが好きだという旦那様。洗面所にも工夫が見られます。

「あえて最初に鏡はつけず、インテリアショップで購入したものを後から自分で取り付けました。タイルのように見えるのは、実はビニールシート。これも、休日の合間にDIYで貼り付けました。」

洗面台バックパネルは旦那様のDIY。木枠もご自身で塗装されたのだとか

また、1階のお母様の部屋には国産の杉材を活用したウッドデッキを設置しています。

「洗濯物を干したり、たまに椅子を置いて腰掛けたり、コーヒーを飲んだりして一息ついています。この空間があることで、メリハリがつき良い気分転換になっていますよ。特殊処理のおかげで雨が降っても劣化が気にならず、木の温かみが感じられるので気に入っています。」

国産木材を使ったウッドデッキを採用

リスクも事前に知ることで、快適な暮らしを実現

住まいづくりにあたって良かったことを尋ねてみると、A様は笑顔でこう答えてくださいました。

「住まいづくりにあたっては理想をたくさんお伝えしたのですが、オープンハウス・アーキテクトさんは『固定資産税がかかる』『空調設備の配置が難しくなる』など、現実に即したアドバイスをくれたので、快適な暮らしが叶っています。担当の方と綿密に話しながら、やりたいことを実現できたと思います。」

枠のないタイプのドアを採用し、スッキリとモダンな印象に

「年を重ねても、家族や友人が集まって楽しく過ごせるような空間や、時間を大切にしていきたいです。」と語るA様ご夫婦。その言葉通り、終始笑顔が絶えず、明るい雰囲気でお話しを伺えたのが印象的でした。このお住まいが、ご家族や大切な方々にとって憩いの場になるよう、願っております。