INTERVIEW
光と空を愉しむ
ガレージハウス
神奈川県茅ヶ崎市 H様邸
- 建物概要
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- 所在地
- 神奈川県茅ヶ崎市
- 竣工年月
- 2025年8月
- 敷地面積
- 82.91㎡
- 延床面積
- 119.47㎡(36.13坪)
- 家族構成
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パートナー

「愛車の居場所」を求めて、都心から潮風の街へ
映像制作のディレクター・プロデューサーとして、長年活躍されているH様。以前は都心の賃貸マンションで暮らしていましたが、さらに広い住まいへの住み替えを検討し始めた際、解決できなかった困りごとが家づくりのきっかけとなりました。
「より広いマンションに移ろうと物件を探したのですが、車・大型バイク・スクーターのすべてを収容できる駐車場を見つけるのは至難の業です。特にバイク置き場は常に争奪戦で、ウェイティングリストも果てしなく、現実的な選択肢がどこにもありませんでした。」
そんな中、フリーランスという働き方を見つめ直したH様。月の半分以上は自宅での編集作業のため、「必ずしも東京に住み続ける必要はないのでは?」と、かねてより憧れのあった海の近くへ拠点を移す決断をされました。
選んだエリアは、茅ヶ崎。10代から10年間、アメリカ・ロサンゼルスで過ごした経験から海への親しみがあったH様にとって、ここは「利便性と穏やかさのバランスがちょうどいい立地」でした。津波のリスクも考慮し、海から適度な距離を保ちつつ、気が向いたときにバイクで海岸線を走ることができる。そんな理想のロケーションから、H様の家づくりが始動しました。
趣味と実用性を兼ね備えた、至高のインナーガレージ
今回の家づくりで絶対に譲れない条件。それは、愛車を安全かつ美しくディスプレイできる「インナーガレージ」でした。
奥行き約6メートル・幅約5メートルの空間は、車1台とバイク2台を並べても余裕のあるスケール感。ガレージから室内へ直接アクセスできる便利な動線も、設計におけるこだわりの一つです。
1階の仕事部屋は、ガラス越しにガレージが見える配置に。オンとオフが緩やかに、そして心地よくつながる、クリエイターとしての美学を象徴するような一角です。
「大好きな愛車を眺めながらクリエイティブな作業に没頭できます。以前のLDKでの仕事環境と比べても、集中力が高まりました」というH様。趣味が仕事の活力へと繋がる、贅沢なワークスペースが完成しました。
光を操り空を独占する、映像制作のプロならではの空間演出
H様がガレージと同じくらい情熱を注いだのが、「光」の設計です。映像制作に携わるプロとして、照明が空間の質をいかに変えるかを熟知されていたH様。以前の家づくりでは予算の関係で諦めた「建築照明」を、今回は各所にふんだんに取り入れました。
「シーリングライトの直接的な光よりも、間接照明がつくる柔らかな光に惹かれるんです。テレビの上部からキッチン、洗面所、トイレに至るまで、住まい全体で光のトーンを統一しました。担当の方も、私の想いを形にするために大工さんと相談してくださって。おかげで、ずっと描いていた理想のライティングを叶えることができました。」
また、2階のLDKには設計士の提案で「吹き抜け」と「天窓(トップライト)」を採用。これが、日々の暮らしに豊かな変化を添えることとなりました。
「天窓から差し込む光が、時間の経過とともにゆっくりと室内を移動していくんです。その光の動きを見ているだけで、だいたいの時間がつかめる。まるで家の中に『光の時計』があるような感覚です。」
さらに、庭を設ける代わりに選択したのは、屋上に広がる開放的なルーフバルコニー。壁の高さをあえて140センチに設計したことで、椅子に座れば周囲の視線がスッと消え、自分たちだけの「空の特等席」に。晴れた日には富士山ものぞめるこの場所は、H様にとってかけがえのないリフレッシュ空間となっています。
暮らしを彩る、間取りと設備
新しい住まいでは「今の自分たちの生活」に本当に必要な機能を見極め、間取りを構成していきました。「二人での生活をベースに、無駄のない動線と、家事の負担を減らす設備にこだわりました」というH様。
忙しい毎日を支えるため、ランドリースペースにはガス衣類乾燥機「乾太くん」を導入。天候に左右されず、家事の時間を大幅に短縮できる工夫は、日々のゆとりを生むための欠かせないポイントです。
理想を詰め込むだけでなく、取捨選択も大事にされました。露天風呂へも憧れがあったそうですが、コストのバランスを考慮し「今、一番大切にしたいこと」に予算を集中。自分たちらしい暮らしの優先順位を明確にすることで、満足度の高い住まいへと辿り着きました。
H様は一度家を建てた経験があるからこそ、ハウスメーカーとの関係性を何よりも大切にされていました。今回の家づくりを振り返りながら、ご感想をお話してくださいました。
「大手メーカーさんは自分たちの規格に当てはめようとしがちですが、オープンハウス・アーキテクトの皆さんは違いました。私の素人ならではの逆提案も『面白いですね、調べてみます!』と真摯に検討してくれました。打ち合わせが長時間に及ぶこともありましたが、常に前向きに伴走し、時には背中を押してくれて、信頼を築くことができましたね。」
最後に、これから夢を叶える方々へ温かいメッセージをいただきました。
「自分のこだわりや想いは、隠さずにすべて伝えることが大切です。その上で、プロの意見に耳を傾けること。予算との兼ね合いは必ず出てきますが、とことん話し合えば納得のいく着地点が見えてきます。理想の実現に向けて、ぜひその過程も楽しんでほしいですね。」
茅ヶ崎の穏やかな風が吹き抜ける、愛車と光に満ちた新居。映像制作というクリエイティブな日々を支えるこのお住まいは、H様にとって、まさに「人生を豊かに彩る最高のステージ」となっていました。これからもより多くの喜びと笑顔を育む場となりますよう、スタッフ一同願っております。