
no.03
若手とベテランの新旧が融合した
総合建築の組織をDIYすることがミッション。
若手とベテランの新旧が融合した
総合建築の組織を
DIYすることがミッション。
SEIJI ASAI
2022年キャリア採用入社 / コンストラクト事業部 施工管理 次長
浅井 誠司
大手総合建築会社 →
オープンハウス・アーキテクト
マンション・総合建築における技術の標準化を行う。そのために自らマンション施工現場の事務所に出向いて、若手の指導・育成も行っている。
インドネシアやマレーシアに駐在し、
超高層ビルやラグジュアリーホテルの
建設を担当。
インドネシアやマレーシアに駐在し、
超高層ビルやラグジュアリーホテルの
建設を担当。
大学卒業後は、大手総合建設会社でキャリアをスタートしました。施工管理や設計職として、国内外の大規模プロジェクトを複数経験。
インドネシア駐在中は世界を代表するガラスメーカーの工場や超高層ビルを、マレーシア駐在中は国際的なラグジュアリーホテルを建設。日本と海外では設計思想がまるで違うので、現地の企業や職人と積極的にコミュニケーションをとりながら、数十億円規模の案件を立て続けに担当しました。
若手の頃はまだパソコンやCADを使わない時代だったので、設計図面はすべて手書きでした。また品質基準はとても厳しく、上司に提出する度に、修正指示で真っ赤になり、何度も書き直していました。でもその経験があって、視野と解像度が上がり、図面をひと目見るだけで、改善点が瞬時にわかるようになりましたね。

大手のゼネコン企業の
オファーは断りました。
システムをゼロからつくる方が、
きっと面白いから。
大手のゼネコン企業の
オファーは断りました。
システムをゼロからつくる方が、
きっと面白いから。
大手企業からのオファーもありましたが、すべて断りました。システムが出来上がっている会社より、これまでの経験を活かしてこれから作り上げていく方がきっと面白いから。
オープンハウス・アーキテクトでは、現在、10階建マンション現場の現場管理とともに、若手メンバーへの品質管理の指導を行なっています。
建設の仕事は「段取り」で8割決まるもの。毎日の工程確認はもちろん、掲示物の貼り方や清掃環境にその現場の生産性や品質レベルが現れるものです。ボロボロの現場は、品質も工期もたいていボロボロです。逆に、段取りがうまい現場は掲示物がピシッと揃っているもの。そういうところから一つ一つ指導しています。
設計図面の指導も行います。若い人は基本CADで図面を引きますが、パソコンで図面をひいても気づけないことが多い。解像度が低いんです。だから手書きで書いてもらうようにしています。一見不便で、遠回りのようですが長い目で見るとこの方法が一番伸びる。1年もすれば、大きく成長します。

若手メンバーへ
技術伝承していくことで
総合建築の標準仕様を、
DIY構築する。
若手メンバーへ
技術伝承していくことで
総合建築の標準仕様を、
DIY構築する。
オープンハウス・アーキテクトの総合建設は立ち上げて間もない事業です。全メンバーが均質かつ高いレベルで段取りや仕事ができているかと問われたら、正直まだまだです。
建築部門は売上高1,000億円を経て、数年後には5,000億、1兆円になる大きな夢を見ています。今後は、例えば機材センターや足場、クレーン等を自前で持つ必要が出るかもしれない。その時、大手のゼネコンのように、完成度の高いシステムが必要です。組織をアップデートすることが不可欠だと考えます。
前職の長年の経験の中で、業務を標準化することが得意なので、自分の持つスキル・経験・知識を若手メンバーに託せるよう、会社としてあるべき仕組みとは何かを考えながら、組織をDIYしていきたいですね。
技術の伝承をしていくことで、1人でも2人でも建築を楽しんで作る人が増えてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
※2023年3月時点のインタビュー内容です

PROFILE

コンストラクト事業部 施工管理 次長/浅井 誠司
プラモデル、ゲルマニウムラジオ、クルマ、オートバイ、インテリアや家具、料理に至るまで、なんでもDIYすることが得意。建設現場のメンバーやパートナー職人には手作りのカレーを振る舞うことも。理由は「同じ釜の飯を食うことでチームになれるから」。オープンハウス・アーキテクトの若手とベテラン社員、新旧の融合を目指して、建築現場の第一線で若手を指導しつつ、コントラクト事業の組織と型のDIYに挑戦中。ピアノとサッカーが趣味。