
理系・文系を問わず、さまざまなメンバーが活躍しているオープンハウス・アーキテクト。
今回、話をしてくれたのは若手の社員3名。理系の良さは?文系の良さは?
そして、めざすキャリアは?それぞれの視点から、楽しく語ってくれました。
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人材開発部 人材戦力化グループ 主任職
2020年新卒入社/東京大学大学院 工学系研究科堀 誠
Makoto Hori
理系出身。施工管理職を経験後、人材開発部へ異動し、新卒・キャリア入社メンバーの研修を担当する。自身は、本音で向き合ってくれた面接官の人柄に惹かれ入社。
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木造施工管理 主任職
2020年新卒入社/長栄大学 人文社会学部栗原 太門
Tamon Kurihara
文系出身。高校卒業後、台湾の大学(長栄大学)へ留学し4年間を過ごした。現在は、建売住宅の施工管理を担当。
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木造施工管理 主任職
2019年新卒入社/昭和女子大学 生活科学部田中 春香
Haruka Tanaka
理系出身。施工管理として、木造の注文住宅を担当する。既成概念にとらわれないカルチャーや、多様なキャリアパスが決め手となり入社。
理系出身者には、
家づくりを建築理論から考えられる良さがある。
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栗原さん - 僕は文系ですが、田中さんと堀さんは理系出身ですよね。二人はどんなところで、理系の強みを感じますか?
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田中さん - 私は今、注文住宅の施工管理を担当していますが、学生時代に学んだ建築の知識が活きているなと感じます。もちろん、木造住宅に関しては一から勉強しないといけなかったのですが、建築の基礎があったから、研修の時は覚えが早い方でした。とはいえ、いざ配属されると、わからないことが次から次に出てくる(笑)。そんなときに堀さんの研修が活きてくるんでしょうね。
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堀さん - 入社後研修にも、配属後のフォロー研修にも、かなり力を入れていますからね。僕は研修講師の仕事を担当していますが、工法についてはもちろん、建築基準法や防火・防水の施工知識も教える立場です。当然、自分自身が詳しくないといけないので、日々勉強を重ねています。大学院で建築計画を専攻していたことは建築技術を学ぶ際のベースとなっています。
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田中さん - 基礎知識があると応用が利きやすいかもしれません。例えば、筋交い(住宅構造の補強部材)の入れ方。階数や場所によって向きが変わってくるので、一見したところ複雑怪奇です。でも、構造力学の基本に立ち返れば、ちゃんと理屈が通っているから理解しやすい。

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栗原さん - すごいですね〜!文系の僕は、田中さんほど理詰めで捉えていないですね。もちろん施工管理の実務では、図面をしっかり確認してミスがないようにはしていますが。
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堀さん - 理系の人は、与えられた課題に対して、仮説を立て答えを導き出すというプロセスに慣れている人が多い。その点は家づくりに活かせると思います。
フットワークの良さとコミュニケーション力では、
文系に軍配?!
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田中さん - あと、大学にいた当時から、視覚的なコミュニケーションを意識していました。設計課題では、プランを考え、図面を書き、模型を使って発表します。自分が考えた建築を、言葉だけで伝えることはできません。図面を使い、ビジュアルを駆使して初めて、ブレなく伝えられる。いまはそのスキルがすごく活きています。現場の方にわかりやすく伝えられるよう、同じ系統のものを同色でまとめるなど、工夫しています。
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栗原さん - そういう工夫が僕は苦手(笑)。見れば一発でわかる、といった資料はなかなか作成できない。「もっと立体的に表現してくれないとわからないよ」と指摘されたことも何度かありました。だから「ここどうなってるの?」と大工さんから問い合わせがあったら、すぐ現場に行っちゃう。僕の場合、直接説明するほうが早いですし、断然得意なので。
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田中さん - そういう思い切りの良さとフットワークの軽さは、栗原君ならではですよね。羨ましい!
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堀さん - 僕の場合、研修講師の仕事などで人前で堂々と話さないといけないのですが、コミュニケーション自体は得意というわけではない。栗原さんはめちゃくちゃ会話がうまいよね。
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栗原さん - ノリとテンションです(笑)。職人さんは親しみやすい人も多いから、だいぶ打ち解けていますね。
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田中さん - 職人さんもそうですが、社内の先輩社員とのコミュニケーションもすごく上手で、可愛がられているよね。
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栗原さん - 昔から人と話すのが好きだから。自分からどんどん、いろんな人に話に行きます。大学は、先生から「留学してみたら?」と勧められて、実際に台湾留学しちゃうくらい。そのまま台湾の大学を卒業しました。コミュニケーション力やフットワークの軽さは、施工管理の仕事ですごく活きています。

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堀さん - 僕なんかは何かあると、つい立ち止まって熟考してしまう。直感や情熱、コミュニケーション力で突破していく文系の人を見ると、やはりすごいなと尊敬します。
理系も文系も強みを活かせる、
それが、オープンハウス・アーキテクト。
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田中さん - 今後の夢や目標についてはどうですか?
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堀さん - 広い意味での目標は、多くの人に影響を与えられる人物になること。ただ、今はまだプレイヤーのひとりに過ぎません。まずは仕事の担当領域を広げていきたい。例えば、即戦力を育成する仕組みを提案できるようになりたい。まだまだ勉強不足なので、積極的に他部署の方と関わりながら、さらに技術的な知見を増やしていきたいと思っています。

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栗原さん - わたしは社内の施工実績では、いつも「2位」なんです。1位は一度もない。それが悔しいんです!建売の施工管理は建築の知識というより、社内や業者さん、お客様など各方面との調整力が重要。自分の強みでもあるコミュニケーション力をさらに磨いていきたいですね。
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田中さん - 私は将来的に、入社時の希望でもあった設計職にチャレンジしたいですね。でも今は、施工管理に奥深さと難しさを感じています。まだまだ半人前なので、まずは今の仕事で後輩から頼られるような存在になりたいですね。
